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ナゴヤ面影座の来し方行き方

火の手が上がったのは、名古屋市文化振興室の吉田祐治さんの相談からでした。「いま名古屋学のようなものを構想しているのだが、そのベースになる参加型学びの座のようなものができないだろうか。目利きや中世にあった同朋衆のような集団を育てていきたい」という内容の話でした。

 おもいは飛び火して、すぐに「ナゴヤ面影座」の構想になりました。座を連歌の見立てにして、八句の連句のように講義を八回シリーズで巻いていこうという具体案が浮かびました。座には、連打が必要だという考えからです。これは松岡正剛さんの「連塾」をモデルにした案です。

 連歌見立ての座には、発句にあたる歌が必須です。その核に名古屋出身の歌人、岡井隆さんの名歌「ウアナゴヤ」(『木曜詩信』)が即浮上しました。さっそく岡井さんにこの詩を使用させていただくことと、発句人としての出演をお願いにあがりました。そして一番目の客人には、「日本の面影」を教えてくれた松岡正剛さん以外に考えられませんでした。

 ナゴヤ面影座で、ふるまわれ、しつらえられ、もてなされるものは、すべて入念にセレクトされ、いつかクラブ財化されうるものです。回を重ねるごとに、それらへの「評価」の価値観が貫かれ、やがて名古屋独特の「好み」となり、“ナゴヤ数寄”にかわっていくことを目指していきます。

 バラバラになってしまった経済と文化に、世界と地域に、伝統と現在に、あらゆるあいだに「方法」を見つける旅のはじまりです。できれば、今回ご参加の皆さまにもぜひ参画、同乗していただき、いざともに船出に臨みたい。

作座人 番器小島

*室町時代に足利将軍のもとで組織された三阿弥(能阿弥・芸阿弥・相阿弥)をはじめとするクリエイティブ・ディレクター集団。当時の北山文化・永享文化・東山文化の経済芸術的な骨格をつくり、継承者を育成する相伝文化のしくみの中心にいた。

経済と文化のあいだ 世界と地域のあいだナゴヤ面影座の図解

問い合わせ / ヴァンキコーヒーロースター / TEL 052-825-5454

チケット取扱い チケットぴあ【Pコード636 - 248】
TEL 0570-02-9999
7/3(月)発売 

*サークルKサンクス、セブンイレブンでも直接お求めいただけます。
*手数料が必要です。


第三講ナゴヤ面影座のおしらせ

十一月十一日土曜日、第三講ナゴヤ面影座を予定しています
「ゆらぎのかたち-ビッグバンから人工知能まで」
(変更の場合あり)
客人 宇宙物理学者佐治晴夫
場所 東区徳川町 徳川園北隣り 日本福音ルーテル復活教会

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